オーケストラの魅力「第2回〜木管楽器編」

こんにちは、〈声楽・ピアノ教室〉鹿児島音楽教室Sing!の郷田です!

前回から、オーケストラの楽器にまつわるお話をクイズ形式で行なっておりますが、

今回は「木管楽器」にまつわるクイズです、ではいってみましょう!

Q1 木管楽器なのに…「金管」でできている楽器は何?

A フルートです。

でもどうして金属でできているのに「木管楽器」といわれるの?

フルートは昔は木でできていたからなんです。木に穴が空いていて、そこに息を吹き込んで音を出していました。昔は木でできていたからいまは金属があたりまえでも木管楽器に分類されます。

で、どうして金属にしたのかというと、時代とともに進化していく過程で、「キー」という金属の蓋をしたら楽器の音が安定する、ということがわかったからなんです。

で、このキーを木よりも金属の方が取り付けやすい。そのために金属製になった、という事なんですね。

Q2 そのフルートの弟のような…フルートよりもちっちゃい楽器があります。なんという楽器でしょう?

A ピッコロといいます。

イタリア語で「小さい」という意味の言葉です。フルートよりももう少しカワイイ音が出ます。

Q3 コンサート開始前。調弦(チューニング)が始まります。最初にキッカケの音を出す楽器は何の楽器?

A オーボエ、です。

Q4 でもどうして、チューニングではオーボエが基準になっているのでしょう?

A 楽器って、温度とか、湿度ってものにすごく敏感で、たとえば、湿度が高いと楽器が水を含んで大きくなったりします。

湿度によって楽器の本体が大きくなったり小さくなったりする。そうすると、楽器の弦の引っ張り具合などが変わって、音の高さが微妙に変化するんです。で、一番変わらなかった楽器が、オーボエだったんですね!

だから、オーボエっているのは、オーケストラのチューニングをする上でもすごく大事な楽器なんですね。

Q5 この草はなんでしょう。何に使うでしょう?

A アシ、という草です。この草の茎で、工作をして(工作と言ってすみません。。)完成したものを、リードと言います。

オーボエって楽器は、このリードをつかって吹くんですね。フルートは穴に息を吹きかける振動で音を出していたけど、このオーボエは、リードに息を送って、その振動を楽器に伝えて音を出している楽器なんです。

ちなみに、このリード、演奏前に水で湿らせておかないと音がしっかりなってくれないんですね。

弦楽器の時の松ヤニと同じで、やっぱり裏ですごく地味な準備が必要なんです。

ちなみに、このリード。シングルリードという種類と、ダブルリードという種類に分かれます。2つを折って重ねたものが、ダブルリードと言われます。

Q6 シングルリードの楽器は?ダブルリードの楽器は?

A シングルリード→クラリネット、サックス。ダブルリード→オーボエ、ファゴット

シングルリードかダブルリードか。これはぜひ覚えておきましょう!

Q7 この楽器は、ファゴットと言います。ファゴットとはフランス語でどんな意味?

A 束ねられた木という意味です。バラバラに解体できますので、それを束ねられそうな..イメージ湧きましたでしょうか?笑

ということで、木管楽器クイズでした。

では次回は、金管楽器についてのクイズを行いたいと思います!

GOUDA AKITOMO(音楽家、作業療法士)

武蔵野音楽大学卒業、同大学院修了。イタリア国立ボローニャ音楽院留学。2004年「第35回イタリア声楽コンコルソ」ミラノ大賞、松下電器賞。2007年「第12回世界オペラコンクール新しい声」アジア予選ファイナリスト。発声法の研究のために解剖書を読み漁ったことからリハビリに興味を持ち、身体や脳の機能など専門教育を経て作業療法士の国家資格を取得。かごしま音楽教室Sing代表。

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