「歌うこと」は、“歌手のみに必要な素養ではない“こと…ご存知でしょうか?
すべての楽器奏者は、「体の外にあるモノを操作する」わけですが、歌は「体の中にあるモノ(声)を操作する」唯一の楽器です。この「身体の中で音楽を創造する」…つまり「歌うこと」が、体内の脳神経レベルでは最も「その人の豊かな音楽性」を育てるものです。だから、小さな子のピアノレッスンでも最初の頃は「歌うこと」「声を出すこと」を重視している教室が多いのですね。
例えば近い将来、お子様が、(ピアノはもちろんのこと)中学生頃から吹奏楽部に入りたい..合唱部に入りたい…と思った時に、幼少期の「歌う」という経験の数が、「機械的演奏」ではなく「人間らしい情緒ある演奏」を可能にするか、のキーポイントとなります。
またそのほかに、大人になって歌う事から離れていたとしても、学童期の歌レッスンの体験があると声が出づらい事による劣等感を感じづらく、大人になってからのコミュニケーション能力に影響を与えます。
当教室の子供のための歌コースは、大人の声楽家のような声を目指すコースではなく、子供らしい声で音楽的素養を養うコースです。また、内的表現に加えて、〈音を聴き取る+歌の音程を作る力=音感力〉と〈読譜力〉つまりはソルフェージュに重点をおいて、将来音楽を趣味として持ちたいと思った時のアドヴァンテージとなるようなお手伝いができるようにカリキュラムを考えています。
音感、読譜力にも力を入れます
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