こんにちは、鹿児島音楽教室Sing!の郷田です!
前々回、前回と、オーケストラの楽器にまつわる話をクイズ形式で行なって参りました。今回は、金管楽器、打楽器編です!ではまいりましょう!
まず、金管楽器は木管楽器の後ろに位置していることが多いです。
木管楽器ってどんな音してるでしょう?…ホワーンって優しい落としてたよね。(抽象的ですみません。。)金管楽器は、木管楽器よりも強い音がします。だから、どちらかといったら後ろの方から音を出した方がオーケストラ全体のバランスが良くなるんですね。
Q1 金管楽器のスター選手といえば。トランペットです。このトランペット、元々どんなシチュエーションで使われていた楽器でしょう?
A 兵隊さんの行進のために使われていました。勇ましく輝かしい音色が特徴ですね。オーケストラの中でも、堂々とした強くて華やかな部分を担当することが多いです。
Q2 では、このお兄さん何をしているでしょう?唇に何か塗っていますね。口紅でしょうか??でも男性ですよね。違うかな…
A この人は、リップクリームを塗っているんですね。トランペットの人は、唇の潤い具合がすごく大事なんですね。というのも、トランペットの人は唇で音を出すからなんですよね。
Q3 トランペットよりも少し大きくて、低い音程を担当するトロンボーン。このホースを動かすのが特徴ですよね?何のためのホース?
A 音程のコントロールです。管が長くなると、低い音になって、短くなると高くなる。その管の長さを調節して、音程をかえているんですね。
ちなみに、
このトロンボーン専用の、滑らせるオイルを塗ったりします。弦楽器は、松ヤニで滑りを止めたよね?このトロンボーンのスライドは、逆に滑らせることが大事。この滑り加減も、おそらく奏者によって少し良い滑り具合があるんだと思うよ。
Q4 こちらの大きな楽器はチューバです。でっかいですね!やっぱりでっかい楽器は音が低くなる。金管楽器の低音を担当します。では、チューバはトランペットの何倍くらい息を使うと言われているでしょう?
A トランペットの4倍くらいたくさんの息を使います。たくさん吸って吐いてか必要だから、肺活量が必要。だから、男性が担当する場合が多いんですね。
Q5 さあ、この楽器はホルンです。このホルン、むかし兵士が使っていた「あるもの」が進化したものなんです。さて、何でしょう?
A 兵士が使っていた「角笛」が進化したものです。
動物のツノを使うと大きな音が出たことから、兵士が遠くにいる兵士に合図を出すときに使われたのがこの角笛なんですね。
Q6 そんなホルンですが、ラッパの部分を見てください。トランペットは前に向いているけど、ホルンは…後ろ向いています。そして、手を入れていますよね。どうしてだと思いますか?
A 右手を使って「音の高さを変える奏法を行うため」に、ラッパの角度がこうなっています。ラッパの部分を手のひらで押さえたりすると、ちょっと音が低くなったりします。だからホルンは右手が入るように後ろ向きになっていて、右手を入れているんです」。
さあ、最後に、打楽器です。
Q7 打楽器の中で、一番のリーダーなのはティンパニーという楽器です。ティンパニーもね、足元を見るとペダルがあります。このペダルがあるのはなんでかわかりますか?
A 音程を変えるためです!やっぱりいろんな楽器、手だけではなくて足も使うんですね!
Q8 さあそして、シンバルです。シャーンというね、大きい音が出ます。シンバルの部分名称、ご存知ですか?赤丸、緑丸、青丸をそれぞれ答えてください。
A 赤…カップ、緑…ボウ、青…エッジ
いろんなシンバルがありますが、特にカップの大きさ。ここがいろいろ変わると、音の質がかわるんですね。
クラッシュシンバルは、カップが小さいので、シャーンという音がします。
ハイハット。二枚のシンバルを重ねることでね、あんまり余韻を残さないようなサクサクしたリズムを作ります。
ライドシンバルはカップが大きいから余韻がよく残る。
そして、スプラッシュシンバルはもっと大きいから、さらに余韻が大きく残るのが特徴です。ゴワワワワーンという音になります。
以上、3回にわたって、オーケストラの楽器を紹介しました。これらが主にオーケストラで使われる楽器だったんだけど、この他に毎回ではないんだけどよく使われる楽器があります。なにかわかるかな?人間の声です。お歌です。これはね、管弦楽団合唱団って言います。こうなてきたらすごい人数ですね。
オーケストラってこれだけたくさんのいろんな楽器が混ざり合ってとっても素敵な音を出すんだよね。その素晴らしさを是非皆さんに知ってほしいな、と思ってこの記事を書きました。
是非、オーケストラのコンサートのご案内があったら、足を運んで見てください。
GOUDA AKITOMO(音楽家、作業療法士)
武蔵野音楽大学卒業、同大学院修了。イタリア国立ボローニャ音楽院留学。2004年「第35回イタリア声楽コンコルソ」ミラノ大賞、松下電器賞。2007年「第12回世界オペラコンクール新しい声」アジア予選ファイナリスト。発声法の研究のために解剖書を読み漁ったことからリハビリに興味を持ち、身体や脳の機能など専門教育を経て作業療法士の国家資格を取得。かごしま音楽教室Sing代表。
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