オーケストラの魅力「第1回 弦楽器編」

 みなさんこんにちは!〈声楽・ピアノ教室〉かごしま音楽教室Sing!の郷田です。当教室、「音楽教室」ということで、オーケストラで使われる楽器について、クイズ形式で理解を深めよう!という記事回をやっていきたいと思います。

では、さっそくQ1から!

Q1 バイオリンの弓は毛で出来ていますね。なんの動物の毛でしょう?

A 正解は…馬の尻尾でできています。

例えば、猫の毛はなんだか柔らかくて頼りないし、クルクルしている動物の毛は使えないし、女の人の髪の毛…誰かの髪の毛はちょっと抵抗ありますよね?笑。適しているのは、馬の毛しかないのかなと思います。

Q2 弦楽器のこの穴。何って名前なのか知っていますか?

A F字孔といいます。

ギターは丸いサウンドホールですよね。弦楽器の穴、どうしてこういう穴になったのかは..実は諸説あって解明されていないんですね。この穴にしたら音が良かった、という事なのか?女性を表すFemaleの頭文字をとったという説もありますが、みなさんはどう思いますか?

Q3 これ、なんでしょう?

A 松ヤニといいます。松ヤニっていうのは何かっていうと、松ぼっくりってあるでしょう?松ぼっくりがなるは、松の木です。その松の木からでる木の油のことを樹脂(じゅし)っていうんですが、それが松ヤニ。それを固めたものがこの固形の松ヤニなんですね。

弦楽器の弓を擦るときに、しっかり音が出るために滑り止めとして使われるんですね。木の油を楽器につかうって意外ですね!実は弦楽器奏者の人たちは、華やかなステージ上に上がる前に、弓に松脂をつけておくという地味な作業を毎回しているんですね。

Q4 弦楽器の人たちが弓を使わない弾き方(奏法)をなんという?

A ピッチカートといいます。弓を引いているイメージが強いと思いますが、おもっているよりも結構、指でポロポロ弾いている機会は、多いものですよ。

Q5 第1ヴァイオリンのイッチバン先頭にいるみんなを引っ張っていく役割の人を「コンサートマスター」といいます。では、女性だった場合はなんというでしょう?

A 女の人だった場合は、コンサートミストレスっていいます。英語でね、マスターのことを主人、ミストレスは女主人って意味なんですね。

Q6 少し大きめの弦楽器、チェロ。バイオリンやビオラにはなかったものが楽器についてない??これなにかな?なんのためにあるのかな?

A エンドピンと言います。チェロってバイオリンやビオラと同じように上の方で弾くと大変ですよね?(おおきいから)。だから、足に挟んで下の方で弾くのが特徴なんですね。で、チェロが脚挟むだけだと安定しないから、このエンドピンっていう針でしっかり安定させているんですね。

Q7 コントラバス。身長でいうと、何センチくらい?

A 180センチくらいあります。男性の身長が高い人と同じくらい大きいんですね。

Q8 コントラバスが他の弦楽器と違う点をあげられますか?

A 1番特徴的なのは、一番低い音が出る弦の、さらに低い音が出る5本目の弦をコントラバスは持っていることです(4本の場合もありますが)。

Q9 ハープ。指で弾いて、美しい音色を出す楽器ですね。でも指と同じくらいすごく大事な動きがあります。身体のどこを使うでしょう?

A 足をすごく使います。

足のペダルを上に上げると音が半分下がって、さげると半音上がるようになっているんですね。なんだか、けっこう見えない苦労がある楽器なんですね。

ということで、今回はオーケストラクイズの弦楽器編でした。次回は、木管楽器編をお楽しみください。

GOUDA AKITOMO(音楽家、作業療法士)

武蔵野音楽大学卒業、同大学院修了。イタリア国立ボローニャ音楽院留学。2004年「第35回イタリア声楽コンコルソ」ミラノ大賞、松下電器賞。2007年「第12回世界オペラコンクール新しい声」アジア予選ファイナリスト。発声法の研究のために解剖書を読み漁ったことからリハビリに興味を持ち、身体や脳の機能など専門教育を経て作業療法士の国家資格を取得。かごしま音楽教室Sing代表。

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